作曲家の中から「音楽は言語のようなものだ」という意見はよく出ることです。
実際、言語のパラダイムを音楽に応用すると、非常にわかりやすく理解することができます。
人間は、言葉で世界を認識します。
形のない音楽を一度言葉として捉えることができれば、自分の頭の中の曲を具現化するのに役立ちます。
学問にはTrivium(トリヴィウム)という考え方があります。
文法学(Grammar)
論理学(Logic)
修辞学(Rhetoric)
の3つの基礎科目のことです。
中世の大学ではまずこの3つを学問の基礎として学んだといいます。
そして、続く中世リベラルアーツ教育において発展したQuadrivium(クオダリヴィウム)、すなわち算術,天文学,幾何学,音楽の4つの基礎科目と合わせて自由七科を形成します。
このサイトでは、音楽にTriviumの概念を導入して学習し、言語を習得するようにロジカルに作曲を学習する方法を紹介しています。
音楽の文法・論理・レトリックを学ぶことで、まるで言葉を認識するように楽曲の構造を理解し、自作曲を作ることができるようになります。
この作曲法を仮にロジカル・コンポーズと名付けて紹介することにします。作曲に興味のある方はぜひご覧ください。