ソフトウェアかハードウェアか


ソフトウェアかハードウェアかdiceworks

Software-VS-Hardware3

自分の音楽の興味、もっとも関心の高い領域はなんでしょうか。

楽器やエフェクト、アンプ、コンソール、ケーブル、録音機材やアナログシンセなどのフィジカルな機材に財を投げ打って、良い音や演奏の追及にこだわるか。

音楽理論をやりこみ、DTMソフト、サンプリング音源、アプリなどを集めてとにかく作曲にのめりこむか。

同じ音楽好きでも、前者はハードウェア面に、後者はソフトウェア面に魅力を感じてコミットしています。

ハードウェアの人は、自分で作曲したりというよりは、とにかく演奏の腕を磨いたり、名曲を自分でカバーして楽しんだり、オリジナル奏法を開発したり、オリジナルエフェクターを制作したり、どうすれば良い音を出るのかを物理的に研究したりと、物理的、科学的に音楽を解明して楽しむ傾向が強いですね。だから、ものつくり全般が好きだったりします。

対してソフトウェアの人は、あまり機材にはこだわりがなく、楽器演奏もあくまで作曲のツールとしてそこそこできればよいという感じで、本命はとにかく頭の中にある音楽や世界観を具現化することで、そこに全身全霊をかける勢いで、理論の学習や名曲の分析に没頭し、作品の制作に命をかける傾向が強いです。哲学的、文学的な思考で音楽もやっているので、表現したいことが必ずしも音楽ではなかったりして、たまにほかのアートもやってたりします。

これらの趣向というのはけっこう外からも顕著にわかるものでしょう。バンド内ではバランスよく両タイプが分かれていたりしませんか。ヴォーカルとベースはソングメイカーの内気でロマンティックな哲学者だけど、ドラマーはドレミさえ知らない社交家ビジネスマンタイプだったり。

音楽が好きなことには変わらないけど、じつは性格的には正反対だったりする。それでも音楽をやっているからつながることができる。

ほかの分野ではなかなかない現象なのではないでしょうか。

自分がどちらのタイプであるかは、自分でわかると思います。メンバーやパートナーがどんなタイプであるかも、この性質に限っては一緒にいればけっこうわかるもの。明らかに関心事に差がありますからね。

同タイプとつるむのもよいですが、違うタイプの人と組むことで、新しい反応が生まれたりすることもあるでしょう。

音楽をきっかけに、いろんな人と絡んでみては?

あなたはどちらのタイプですか。

筆者は明らかにソフトウェアの人です。


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