テンションコードの使い方-メロディのサポート


テンションコードの使い方-メロディのサポートdiceworkstension 3

 

テンションコードの使い方を知りましょう。

1.メロディのサポート

ふつう、メロディに使う音はコード構成音に含めます。

逆に言うと、コード構成音を中心に、メロディを作っていきます。

とくに、メロディの中心となる音は意識してコード構成音に含めるようにします。

「メロディの中心となる音」とは

・一拍目に鳴っている

・小節内で長く鳴っている

などの条件を満たした音のことです。

明らかに、その小節内で支配的なメロディのことです。

このメロディ音を、そのコード上メロディの主役の音つまりセンター・メロディとします(わかりやすく説明するための造語)。

Key=CでCコード上のメロディならば、「ド・ミ・ソ」のどれかがセンター候補となります。

それ以外の音(レ・ラ・シ)は使うとしても、経過音的に使うか、短い音符で使うのが望ましいということになります。ファはアヴォイドノート(ミと半音上でぶつかる)なのでふつう除外します。

じっさいの曲つくりでは、コード構成音以外の音をセンター・メロディにしたいという事態が頻出します。

たとえば、どうしてもCコード上でセンター・メロディに「レ」を使いたいとしましょう。

コード構成音とセンター・メロディが合っていない場合の代表的な選択は、

・コードを変える

・オンコードを使う

・メロディを変える(本末転倒w)

です。

まあ、どうしても「レ」を使いたいという場合なので、「メロディを変える」というのはやめるとして、

ふつうは、コードをセンター・メロディに合わせて変えるか、オンコードを使うわけです。

が、もう一つの選択肢として、「テンションコードにする」という手もあります。

つまり、「レ」はCのコード構成音ではないけど、コードの中に入れてしまえ!ということです。

すると、コードは「ドミソレ」となります。

これがご存じ「Cadd9」です。

このように、センター・メロディをサポートするためにテンションコードを使うことがあります。

メロディもコードも変えたくないというときに使える方法です。

別にCの上で「レ」が長く鳴っていてもいいじゃん!とか、

なぜセンターメロディをコード構成音に含めないといけないの?と思われた方へ。

いや、気に入らないのであれば別に含めなくてもいいんです。ただし条件があります。

センター・メロディとコード構成音を合わせる理由をご覧ください。


admin