【アーダ・コーダ地獄】音作りに時間をとられて作曲が進まないときは・・・


【アーダ・コーダ地獄】音作りに時間をとられて作曲が進まないときは・・・diceworks

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DAWでの作曲中、音作りに行き詰って制作にブレーキがかかることはよくある悩みです。

作りたい曲のアイデアがあって、作り始めたはいいもの、いざその曲のサウンドをソフトウェアで練り上げようとするとうまくいかず、そのうち萎えてしまう・・・

誰もが経験することですので、心配する必要はありません。

もちろん、プリセット音色だけで作っていけば、音つくりの手間が省け、そこそこ納得いく音色で作っていくことができます。しかし、それだけではあなたのクリエイティブな感性は物足りなくなってしまいますよね?何か良い方法はないものか?

そこで提案があります。作曲フローの中に、または、独立した習慣として、音作りだけに没頭するフェーズを組み込むのです。

その時間だけは音作りにのみ集中し、特定の曲のコード進行を考えたり曲の続きを書いたり展開の仕方に悩んだりすることに気を使うのをやめるのです。

「音作り実験」というように専用のプロジェクトファイルを作って、いくつもシンセを立ち上げて実験するのがいいでしょう。

制作中の曲で、再現したい「あんな感じの音、こんな感じの音・・・」というイメージを頭の中でこねくり回し、シンセやソフトをやみくもに操作したり、プリセットを検索したり、プリセット音色をいじったり、でもなかなか思い通りの音がつくれない、そのうちプラグインを立ち上げすぎてCPU負荷過多でクラッシュ・・・などという、楽曲制作中の音作りによる「アーダ・コーダ地獄」は非常にストレスになり、結果的に曲の制作自体をストップさせかねません。

だから、アーダ・コーダ地獄にはまらないように、一度作曲のことは忘れ、純粋に音作りのみに没頭する時間を作るのです。

楽曲制作とは別に、ソフトウェアシンセに親しみ、普段つまづいている機能やボタンなどの使い方やテクニックなどを集中的に学び、自由に音作りを楽しんでみる時間を作るのです。もちろん気に入ったサウンドのパラメータは保存しておきます。実験で作ったすべての音も一応オーディオ録音しておくのが良いでしょう。そうすれば、仮にシンセのパラメータを完全再現できなくても、後でサンプリングすることができます。

定期的にサウンドデザインのみ練習する習慣を作ることで、作ったサウンドから新しい曲の発想が生まれるようにもなってきます。

また、自分が好きな使える音のボキャブラリーが増えていくので、作曲をする時にも「この曲にはあの時作ったあの音が合うかも!」というように参照することができます。これならすでに音が完成しているので、音作りに時間をとられて制作をストップさせるという事態が減少します。

「アーダ・コーダ」も楽しんでやればいいのです。


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