コンビネーションオブディミニッシュスケールというのは日本での慣習的な呼び名で、実際のところは「diminshed scale」の派生のひとつ。
diminished scaleは、1octを8分割するオクタトニックスケールのひとつで、
全音ー半音
または
半音ー全音
と音を8つ積んでいくことでつくる。で、前者のことを日本ではdim7上で使う「ディミニッシュスケール」、後者をドミナント7th上で使う「コンディミ」と呼ぶ慣習がある。
Octatonic Scale
この2つを正式には
tone-semitone diminished scale or whole-half –
「トーン・セミトーン・ディミニッシュスケール、またはホール・ハーフ・ディミニッシュスケール」
semitone-tone diminished scale or half-whole –
「セミトーン・トーン・ディミニッシュスケール、またはハーフ・ホール・ディミニッシュスケール」
と分ける。が、長すぎるし耳慣れないので、やはり上記の慣習的な呼び方がしっくりくる。
つまり、
日本でいうコンディミというスケールは、
海外ではsemiton-tone diminished scale,
またはhalf-whole diminished scale
をルート上で使うことをいう。
またはルートより半音上のtone-semitone diminished scaleを使うともいう。
Ravel String Quartet in F major
ではふたつのコンディミが同時に使われている(C-コンディミ、C#コンディミ)。
解説サイト(英語)